屋根塗装は主に、汚れなどを落とす「下地処理」と、塗料を塗る「仕上げ塗り」の2つの工程に分けられます。まずは、このうちの「下地処理」について詳しく説明します。
塗装工事で一番大事なのは“下地処理”です。
塗装工事の中で一番重要なことは下地処理であるといえます。なぜなら、この下地処理を怠ると、せっかく仕上げ塗りにグレードの高いものを施工しても、すぐに剥がれたり、色あせが起こってしまうからです。
それでは、下地処理とはどんなことを行うのかをご紹介いたします。
永い年月が経過しますと、汚れ・埃・カビ・藻などが発生いたします。簡単に言うと埃落としなのですが、かなりの高圧で洗い流さないと意味はありません。この水洗いによって汚れなどを落とし、現状の壁面と仕上げ塗装材との付着強度を高めることができます。
いずれも下地処理方法は同じですが、屋根専用のシーラーを塗ります。特に、2度目以上の塗り替をされる屋根については、浸透性シーラーを塗ります。なぜかというと現状の塗料よりも強い仕上げ材を塗ると、以前塗った塗料をはがす恐れがあるため、シーラーをより浸透させ、下地を固めてしまいます。
また、スレート瓦に特有ですが、表面がザラザラしている場合にはカチオン系フィラーというセメントのような材料で表面を調整する必要があります。
まず、ケレンといわれる目あらしをします。これは紙ヤスリなどで表面をこすることで、なぜケレンが必要かというと、金属系の壁はいわゆる鏡面(鏡のように表面がツルツル)であるため、付着強度がありません。そこでケレンすることによって表面に軽く傷を付け、傷の中に塗料をくい込ませるのです。
また、表面に錆びが発生している場合は、当然錆止め処理が必要です。錆止め塗料にもいろいろありますが、エポキシ系錆止めをお勧めします。これは内部に浸透する錆止めで、表面の錆びだけでなく、内部の腐食を防いでくれます。
その他基本的に塗り替えのできない瓦があります。それは、洋瓦のような陶器状の屋根、特殊な金属屋根です。ただし、どうしても塗り替えできないということではありません。
仕上げ塗りに使われる塗料の種類は何十種類もあり、屋根用、外壁用など、それぞれ専用塗料があります。
ここでは戸建住宅の屋根に使用される主な仕上げ塗料をご説明します。
塗料種類 | 耐久年数 | 説明 | 人気度 |
---|---|---|---|
ウレタン樹脂 | 5年 | シリコン樹脂系塗料が登場するまで主流の塗料。 | ★★ |
シリコン樹脂 | 7年 | 現在の主流の塗料。 耐久性とツヤの維持、価格ではお奨めの材料です。 |
★★★ |
フッ素樹脂 | 10年 | 高級仕様になります。 シリコン樹脂系以上の耐久性とツヤの維持が可能になります。 ※塗装屋大将の採用するフッ素樹脂塗料は東京スカイツリーの塗装に正式使用されています。 |
★★ |
遮熱機能仕様塗装 | 7年以上 | 屋根からの夏の暑さを遮断する機能付きの塗料です。公共の施設でも使用され始めています。 | ★★★ |
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